大牟田バプテスト教会信仰告白

 私たち大牟田バプテスト教会は、1911【明治44】年2月22日に講義所が設置されて、伝道の働きを始めました。

以来、百年に亘る主の導きと恵みに心からの感謝を表すと共に、さらに将来に向かい、主イエス・キリストに従って、福音宣教の業に励む所存です。

 そこで、今ここに私たちの信仰を確認し、以下のように告白します。

 

聖書

 聖書は、神の霊の導きの下に書かれた神の言葉で、旧約39巻、新約27巻の聖書を通じて、人類を救う神の御旨を示すものであること、また、私たちの信仰と生活の唯一の規範である。

 

 私たちは、イエス・キリストにおいてご自身をあらわされた神が、天地万物の創造者であり、唯一の、全知全能のまことの神であることを信じる。その独り子イエス・キリストをこの世に遣わされた父なる神は、聖霊によって、義と愛と恵みとを示される、三位一体の神であることを信じる。

 

人間

 神は人間をご自分にかたどり、神との契約に生きる者として、男と女に創造された。しかし、人間は神に背き、神との契約を破ったため、永遠の滅びに定めされたことを信じる。

 

救い

 イエス・キリストは、父なる神の御旨に従い、罪人の救いのために十字架にかかり、全きあがないとして御自身を神にささげられた。この十字架の福音を信じることにより、罪をゆるされ、救いにあずかり、新しい者とされ、永遠の生命に生かされることを信じる。

 

教会

 教会は、神の恵みによって罪の赦しを得、バプテスマを受けた新生者がキリストにあって集められた群れであることを信じる。イエス・キリストをかしらとするキリストの体なる教会は、一人一人が平等で、イエス・キリストが定められた礼典を守り、おのおのの賜物と使命、愛をもって互いに仕え合い、福音宣教の業をなし、主の御委託に応えるものであることを信じる。

 

礼典

 教会に定められた礼典は、バプテスマと主の晩餐であることを信じる。

私たちは、イエス・キリストを主と告白し、父、子、聖霊の御名によってバプテスマを受け、群れに加わる。そのかたちは、古き人が主の十字架の死と共に葬られ、復活と共に新しい生命として生かされることを象徴とする浸礼とする。

 主の晩餐は、イエス・キリストの十字架の死を記念し、それを象徴するパンと共にあずかり、命の交わりを形成する新しい契約である。

 

主の日

一週の初めの日(日曜日)が、イエス・キリストの復活を記念して、霊とまことをもって神に礼拝をささげる日であり、神のために、また各自の霊的生活のために、聖く守るべき主の日であることを信じる。

私たちは、主の日の礼拝を通じて新たな希望と力とを与えられ、キリストが再臨される日を待ち望みつつ日々を生きる。

 

教会と国家

 イエス・キリストが教会のかしらであり、またこの世の一切の権威に対しても主であることを信じる。諸々の権威は、神の権威のもと、義と憐れみをもって、社会に安寧秩序をあたえるためのものである。ゆえに教会は、そのために祈り、執り成し、神の御旨に反しない限り、これに従うべきであることを信じる。

 

終末の希望

 私たちは、この世の終末が来ることを信じる。終りのとき、イエス・キリストは大いなる力と栄光をもって再び来られ、この世を裁かれる。イエス・キリストに結ばれてその恵みに生かされている者は、終末を喜びをもって待ち望む。アーメン、主イエスよ、来たりませ。

 

2011年8月28日